ギミックにやられた!エナージェル フィログラフィ
私は、行政書士事務所を営んでいる。
職業柄、人前でペンを握る機会が多い。
例えば、相続を説明する際に、家系図をその場で書いたり、許可の申請から開業までのタイムラインを書いたり、コピー用紙とスラスラ書けるゲルインキペンは必需品なのだ。
普段は、Sarasa Dryを愛用しているので、当然のように「Sarasa グランド」が候補にあがった。
しかし、へそが曲がっている私は、「Sarasa Dryと互換性のあるペンはあるのか?」と、Google先生にお尋ねしたところ、ヒットしたのがこの「エナージェル フィログラフィ」だ。
正直、「Sarasa グランド」も、値段の割にデザイン性があり、意外とお堅いらしい私の仕事でも、十分使える代物だ。
しかし、「エナージェル フィログラフィ」あって「Sarasa グランデ」にないもの、それが「回転繰り出し機構」だ!
要はシャーボの「右へ回すとボールペン…」のシャープペンが出ないやつだ。
少年の心を持ったおっさんは、こういったギミックに弱い。
私が、『ファーストガンダム』よりも『Ζガンダム』を好むのも、『Ζガンダム』のほうが可変モビルスーツ・モビルアーマーが大量に出るからなのだ。
「ガンダムMk-II」よりも「Ζガンダム」、パラスアテネやジ・オよりも「ガブスレイ」だ。
おっと、話がそれてしまった。
まあ、そんなわけでポイントも使えるということで、楽天市場までちょっと散歩に出たのだった。
ビジネスでも使える1本
私は、あまり買う店には頓着しない。
まっとうな店なら別にどこだっていいのだ。
楽天市場で検索した店の中から、いくつかピックアップしてある店に決めた。
ちなみに選んだ商品は「エナージェル フィログラフィ/ウォームシルバー」である。
通常のシルバーと違い、ちょっと渋めの落ち着きのある控えめな光沢が大人っぽい1本だ。
文字通り「いぶし銀」というやつである。
買った商品がこちら↓
どう?地味で渋いでしょ?
でも、そこがいいのだ。
若いころは豪華なフレンチやイタリアンを好んでいたのが、ゆったりと蕎麦を手繰るようなもの。
スーツのポケットに挿しておいても、主張しすぎないのがいい。
重心はやや上気味だが、特に書きにくいということもない。
ボディーはブラスト加工が施されており、金属製だが滑らずに書きやすい。
クリップは、1枚板を折り曲げたもの。
お尻の部分が斜めにカットしてあるのがまたオサレ。
回転繰り出し式は、芯を出し入れする音が静かなので、ノック式のようにシーンとした会議室にノック音が思いのほか響いてしまいビビるなんてこともない。
そういうところも、ビジネス向きである。
私が買ったとき(2023年1月下旬)は、1,650円だったが、現在は、2,000円を上回っている。
それでも十分にその価値はあるものだし、Sarasa シリーズのカートリッジを使えるのもポイントが高い。
モンブランやパーカー(ジョッターはリーズナブルだが)は敷居が高いという方、特に若い方におすすめである。
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