AOR– tag –
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音楽
Go Back To 1985 :思い出の曲たち⑥フォリナー「アイ・ウォナ・ノウ(I Want to Know What Love Is)」
突然だが、私はゲンの悪い人間である。 例えば、通い始めた店がすぐにつぶれるとか、趣味の同好会が自分が入ったとたん活動縮小⇒解散など、1度や2度のことではない。 そういう巡り会わせなのだろうか? 実は、このシリーズで取り上げているアーティスト... -
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シカゴ『ラヴ・ミー・トゥモロウ(Chicago 16)』:大胆な路線変更により復活し大ヒット
【シカゴの軌跡】 シカゴは、1967年に名前の通りイリノイ州シカゴで結成されたロックバンド。通常のロックバンドにブラスセクションを取り入れた珍しいスタイルで、ブラスロックと呼ばれた。ブラスロックには他に、ブラッド・スウェット・アンド・ティアー... -
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キリンジ『3』複雑なコード進行とねじれた歌詞が心地よい、彼らの一つの頂点
【デュオではなくあくまでもバンドスタイルというこだわり】 キリンジは、堀込高樹と泰行の兄弟を中心としたバンドである。バンドと言ってもほとんど兄弟のプロジェクトみたいなもので、雑誌やWebではよく兄弟デュオという表現がなされる。しかし、本人た... -
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スティーリー・ダン『幻想の摩天楼(The Royal Scam)』:『Aja』『Gaucho』とは趣を異にするギターアルバム
スティーリー・ダンといえば超一流のスタジオミュージシャンを贅沢に使い倒し、寸分のスキもないアルバムを作り上げるというイメージがあるかもしれない。 このイメージは、解散前の2枚の傑作アルバム『彩(エイジャ)』と『ガウチョ』によるものだ。 しか... -
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ドゥービー・ブラザーズ『ミニット・バイ・ミニット』:前期とは全く違うが紛れもないAORの傑作
【ドゥービー・ブラザーズとは?】 ドゥービー・ブラザーズは1971年カリフォルニアでトム・ジョンストンとパット・シモンズを中心に結成された。ちなみに「ドゥービー」とは「マ〇ファナ」の隠語である。彼らは、解散までプロデュースをテッド・テンプ... -
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Mr.ミスター『Welcome to the Real World』
高校に入るとすぐに合宿というものがあった。 2泊3日程度のもので、オリエンテーリングをやったが後のことはどこに行ってのかも含めてさっぱりと忘れてしまった。 一つ覚えていることは、夜、部屋でテレビを見ていたとき、誰かが「あ、Mr.ミスター」と言っ... -
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A-ha『Hunting High and Low』ポップなシングル曲よりもむしろ地味な曲に妙味がある
【ファーストシングルが全米№1に、PVは出色の出来】 A-Haはモートン・ハルケット (vo,g)、ポール・ワークター=サヴォイ(g,ds,vo)、マグネ・フルホルメン(key)からなるノルウェー出身のロックバンドである。 モートンの低音からファルセットまでの広い音... -
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ジャーニー『Raised On Radio』産業ロックと言われたバンドの最も美しいアルバム
『エスケイプ』『フロンティアーズ』とヒットを飛ばし、アメリカを代表するスタジアムバンドとなったジャーニーだが、内部はなかなかに荒れていたようだ。 結果、ベースのロス・ヴァロリーとドラムのスティーブ・スミスは今作を限りに脱退する。 これまで... -
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Toto『Toto IV』:AORの一つの到達点にして彼らの最高傑作
Rockを聴き始めたのは15歳の頃だった。それまでは、オフコースやユーミンなどをまったりと聞いていた。 従弟たちが、ビートルズやらなんやら聞き出したのに刺激され、カセットテープにダビングしてもらい聞き始めた。ビートルズの赤盤・青盤とブライアン・... -
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ドナルド・フェイゲン『ナイトフライ(The Nightfly)』:圧倒的な高音質と凝りに凝ったアレンジがすごい
私の中で最も再生回数が多いアルバムの一つである。 40年近く聞いている、まさに耳タコ的なアルバムである。 なぜそんなに聞いているのか? 先ず、とにかく音がいい。 PAエンジニアがオーディオ機器のサウンドチェックに使っているとかいないとかという噂...
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