エビスが洋楽聞き始めたのは、1985年だった。 当時、弟たちの家庭教師に来ていた従姉妹の影響で聞き始めた
何事も始めた頃のことはよく覚えているもので、この年に聞いた曲たちは今でも私のお気に入りで折につけ聞いている。
その中でも特に印象深い10曲について書いていこうと思う。
ラインナップは以下のとおり。
①パートタイム・ラヴァ―/スティーヴィー・ワンダー
Part-Time Lover/Stevie Wonder
②ホイットニー・ヒューストン「すべてをあなたに」
Saving All My Love for You/Whitney Houston
③ティアーズ・フォー・フィアーズ「シャウト」
Shout/Tears for Fears
④ダイア―・ストレイツ「マネー・フォー・ナッシング」
Money for Nothing/Dire Straits
⑤ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース「パワー・オブ・ラヴ」
The Power of Love/Huey Lewis and the News
⑥フォリナー「アイ・ウォナ・ノウ」
I Want to Know What Love Is/Foreigner
⑦REOスピードワゴン「涙のフィーリング」
Can’t Fight This Feeling/REO Speedwagon
⑧ワム!「ケアレス・ウィスパー」
Careless Whisper/Wham!
⑨ USAフォー・アフリカ「ウィ・アー・ザ・ワールド」
We Are the World/USA for Africa
⑩シンプル・マインズ「ドント・ユー」
Don’t You (Forget about Me)/Simple Minds
当時、10代半ばだったのでそれほどマニアックな曲は聞いていなかったので、ベタである。
ただこの頃、聞いていた曲たちがスタンダードになっているのを見ると、感慨深いものがある。
セカンドアルバムで頂点を極める
ティアーズ・フォー・フィアーズと「シャウト」を含むアルバムについては、ティアーズ・フォー・フィアーズ『Songs From The Big Chair』:捻じれた歌詞と良質でポップなサウンドで語っているのでそちらも読んでいただきたい。
デビューアルバムの「ザ・ハーティング」も評価が高かったが、このセカンドアルバムで彼らは早くも頂点に立ってしまった。
「シャウト」「エヴリバディ・ウォンツ・トゥ・ザ・ワールド」の2曲のナンバーワンソングも収録した本作は彼らの最高傑作と言っても差し支えないだろう。
繰り返しが呪術的なオンリーワンの楽曲
イントロの「シャン、シャン」がまるで「おりん」のようにと書いたが、この重々しい繰り返しと相まって、私は「念仏ソング」と呼んでいた。
楽曲自体は単純で2つのパートから成り立っている。
「Shout ! Shout let it all out~come on」までの部分と、「In violent times,~You shouldn’t have to jump for joy」前の部分の繰り返しである。
もちろん同じことを繰り返すのではなく、少しずつアレンジを変えながら最後は大いに盛り上がりフェードアウトしていく。
繰り返しの効果は絶大で、聞いている方は知らず知らずのうちに曲に巻き込まれ、精神的な高揚感を味わうことになる。
ミニマルなフレーズの繰り返しが曲に呪術的な効果を与えているように思う。
まるで、ラベルの「ボレロ」のようだ。
歌詞の方は、プライマル・セラピーの療法をヒントに書いたと言われているが、ローランドは後に否定している。
「叫べ、叫ぶんだ、すべてを吐き出せ」というあたりがそれっぽい気がしないでもないが、本人が違うというのだから、外野がとやかく言うものではない。
いずれにしても、私はこの曲は唯一無二のオリジナリティーを持った名曲だと思っている。
もちろんこの曲よりもメロディーが美しい曲も、歌詞がより深遠で奥深い曲も星の数ほどあるだろう。
しかし「シャウト」が発表されてからすでに35年以上経つが、この曲のように聞いていると知らず知らずのうちに精神が高揚してしまう曲に、私はまだ出会っていない。
「こんな曲がオススメ」というものがあったら、是非コメント欄に!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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