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井上陽水『9.5カラット』はじめて手に入れた陽水

井上陽水という日本Pops史上の特異点 69年にアンドレ・カンドレでデビュー。 72年に井上陽水として再デビューして以来、50年以上も活動を続けている。 しかも、ただ続けているだけではない、第一線で活動を続けてい...
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キング・クリムゾン『ビート(Beat)』:トーキング・ヘッズ化するプログレの雄、ノれそうでノれないポリリズム

1969年に『クリムゾンキングの宮殿』(通称宮殿)で鮮烈なデビューを飾り、未だに現役というから恐れ入る。 もちろん、もっと長きにわたる現役バンドもあるけど。キング・クリムゾンの音楽は時期により全く異なっていることは周知のことだが、改...
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ビル・エヴァンス、ジム・ホール『アンダーカレント(Undercurrent) 』:名手2人の邂逅が生み出した奇跡の1枚

ピアノとギターの名手が織りなす最高峰のデュオ作品 ジャズピアニストと言えば真っ先に名前が挙がるビル・エヴァンス。リリカルと評されることの多いエヴァンスだが、私はかなり強靭でなタッチでアタック感も強く、とにかくかっこいいフレーズをこれ...
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シカゴ『ラヴ・ミー・トゥモロウ(Chicago 16)』:大胆な路線変更により復活し大ヒット

シカゴの軌跡 シカゴは、1967年に名前の通りイリノイ州シカゴで結成されたロックバンド。通常のロックバンドにブラスセクションを取り入れた珍しいスタイルで、ブラスロックと呼ばれた。ブラスロックには他に、ブラッド・スウェット・アンド・テ...
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山中千尋『Monk Studies』モンク愛に溢れたモンクの現代的解釈

モンクを現代のピアニストが弾くとこうなるのだ セロニアス・モンクは1917年10月10日、ノースカロライナ州ロッキーマウントで生まれた。モンクの演奏はまさに唯一無二で誰もまねのできないものだ。モンクの演奏を聴いているとピアノというも...
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キリンジ『3』複雑なコード進行とねじれた歌詞が心地よい、彼らの一つの頂点

デュオではなくあくまでもバンドスタイルというこだわり キリンジは、堀込高樹と泰行の兄弟を中心としたバンドである。バンドと言ってもほとんど兄弟のプロジェクトみたいなもので、雑誌やWebではよく兄弟デュオという表現がなされる。しかし、本...
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スティーリー・ダン『幻想の摩天楼(The Royal Scam)』:『Aja』『Gaucho』とは趣を異にするギターアルバム

この記事では、スティーリー・ダンの『幻想の摩天楼』について解説しています。 実はこのアルバム、1のラリー・カールトンのギターソロが有名ですが、その他にも優れたギタリストが名プレイを披露しています。 この記事を読めばこのアルバムの聴きどころが分かります。
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秋も深まってきたので『枯葉(Autumn Leaves)』の名演10選

「枯葉」の名演を探しているという方必見! この記事ではジャズの名曲「枯葉」の名演を厳選し10紹介。 様々な「枯葉」を紹介しているので、この記事を読めば、あなたのお気に入りの「枯葉」がきっと見つかります。
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ソニー・クラーク『クール・ストラッティン』:日本人が思っているほど本国アメリカでは売れなかった

「ビッグ・イン・ジャパン」という言い方がある。海外では評価されないアーティスト(日本人以外の)が、日本では異常に人気がある状態を言うらしい。クィーン、ボン・ジョヴィ、ジャパンなどが代表だろう。おっと、最大のビッグ・イン・ジャパン、ベンチャ...
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ドゥービー・ブラザーズ『ミニット・バイ・ミニット』:前期とは全く違うが紛れもないAORの傑作

ドゥービー・ブラザーズとは? ドゥービー・ブラザーズは1971年カリフォルニアでトム・ジョンストンとパット・シモンズを中心に結成された。ちなみに「ドゥービー」とは「マ〇ファナ」の隠語である。彼らは、解散までプロデュースをテッド・テン...
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